ぼちぼちひとり

考えたことを少し。

ぬか喜び

 知り合いが精米をした時に出た糠をもらってきた。

 家でフライパンに突っ込んで炒ってから、小麦粉と合わせて簡単なクッキーにしてみたら、思いの外糠の香ばしさがやみつきになってぽりぽりが止まらない。いわゆる素朴な味。

口の中が乾くので、飲み物必須なのが唯一の残念なポイントかもしれない。

硬く焼くのが長期保存のためのポイントなので、どうしようもないが。

今回は試さなかったが(その前に食べきってしまった)、ルバーブジャムの甘酸っぱさに合いそうだと思った。

f:id:sloa:20171006221329j:plain

 

 近頃。日々プラスチックを筆頭にゴミをを減らしたり使い回したりといった努力も、それが少し達成された時の喜びも、言わばぬか喜びに近いんじゃないかと思いながら過ごしている。

 現状、自分一人が削減できるプラの量はたかが知れている。学問を本分とするべき身分にいるはずなのに、時間と暇があるからと言って、日常的に使うものに対してあれこれ考えすぎている現在、それだけで頭のメモリがかなりいっぱいになっていて本分を半ば放り投げている状態なのも厄介だ。

 だからと言ってしばらくは辞める気もないが(ちょっとしたゲームみたいで面白いし、貯金が増える)、一人で足掻いていると、なんだか虚しくなってくることもあるのだ。
 話は変わるが、日本は過去に2度も石油ショックを経験しているのに、資源を大事にするどころか使い捨ての包装にして使いまくってる現状はどのようにして形成されていったんだろう、とかいう疑問も生まれてきている。

 石油を精製する過程でプラの原料が大量に精製できる、というところまでは知っているので、もう少し深く調べたいなーとは思いつつ、専攻もきちんとやらなくては…