右往左往
このアカウントを取得してから、数年経っている。
正直言って、持て余している。
それでもアカウント自体を消去するまでに至らないのは、文章を書いて書き残したい欲はそれなりにあるからなのか、ただ単にはてブをメモ代わりにつかっているからか(数ヶ月単位で存在を忘れたりするけれど)もはや考えても仕方がない。考えないことにしよう。
上京して早数年。最寄りのコンビニまで車で20分、隣近所は鹿の住処のような山奥から出てきた自分は、時間が経てば都市生活に慣れるかと思いきや、ど田舎に住んでた頃には見向きもしなかった登山にハマり、近頃は土いじりとか薪割りがしたくてたまらない(一区切りするし、Uターンすればいいだけの話かもしれないが)。
都会は人が多いし、夜になっても明るいし、スーパーの野菜は実家に生えてるのより美味しくない。大体何でもかんでも過剰に包装されているのがなんだかちょっと気に入らない。
そんな思いを燻らせていれば、ちょうど海の向こうの反対側でZero Wasteとか言い出した連中を発見し、その一挙一動までは完全に同意しないものの、面白そうだしごみ出しの回数減るんだったら(面倒臭い)いいかなーと重い腰を上げつつ、ある。
今日は近所のケーキ屋にタッパー持参で行ったところ、カウンターのおねいさんはさも当然のことかのように自分の選んだケーキを二つ、自分の持って来た妙にでかいタッパーに入れて渡してくれた。
ついでに、10円引きになった。
レジの横をよくよく見たら、容器持参だと値段に合わせてちょっと安くなると書いてあった。
今まで気づいてなかったけれど、案外こういうところ多いのかもしれない。
カエサル曰く、人は皆みたいものしかみようとしない、ならば、もう少し自分の見たいものを、今いる場所で探してみるのも手か。
少なくとも、毎朝出すごみが減るのはずぼらな自分にとっては大いに嬉しいことなので、しばらくはそっちの方向に動いてみようかと思う。